受験は既に始まっている!小学校受験説明会で見るべきポイントや注意点を確認

4つのポイントで準備バッチリNGな質問には気を付けて

どの小学校に行くかでお子さまの将来が変わってくる、そう思うと小学校選びは慎重になりますよね。この記事に来られた方はお気づきだと思いますが、小学校選びに欠かせないのが、小学校受験説明会です。学校側が教育や指導の理念、方針を保護者の方々に示す貴重な場であるため、小学校お受験をさせる保護者にとっては、説明会に参加することが必要不可欠です。でも、「小学校受験説明会って何をするの?」「いつあるの?」 …そんな疑問の声、受験説明会の時期になると多く頂きます。

ここでは、小学校受験説明会で取りこぼしたくないポイントや参加の注意点を解説します。

小学校受験の説明会は参加必須?

小学校受験

小学校受験の説明会は、絶対に参加しなければならないのでしょうか。結論から言いますと、ぜひ参加しましょう!受験説明会で情報を得ることは、大事なお子さんが入学する小学校を決める上で重要なキーとなります。小学校によってお受験の対策が違っているので、今後のプランを立てる上でも参加したいところです。目指す小学校によっては、その小学校の受験に強い塾に通う必要もあるかもしれません。さらに、学校によっては願書が配布されることもあります。説明会に参加して、子どもの小学校をじっくり選びましょう。受験説明会についてもう少し詳しく見ていきます。

小学校の受験説明会とは

私立の場合も国立の場合も、校風や教育方針によって取り組みが様々です。まずは、学校の特色や歴史、教育目標、教育内容、学校行事などの説明があります。加えて、給食、安全対策、スクールバス、学費などの説明がある場合もあります。私立小学校は、小中高一貫校が多いので、中高の説明がされることもあります。

また、募集要項の説明や入学試験の日程について、願書の出願方法、試験内容、保護者面接についての説明がある小学校もあります。特に試験時間や面接の有無など、保護者がフォローしなければならない内容はしっかり把握しておきましょう。また、試験にかかる費用なども学校ごとに把握し、家計に照らし合わせてどれだけ併願できるか見積もる必要性も出てきます。学校によっては、教職員による個別相談を行っている小学校もありますので、不安を感じている方は、事前に質問したい事をリストアップしておきましょう。

説明会の時期は?

説明会の参加にあたって、予約が必要な小学校もあります、うっかり忘れて困ってしまった保護者の方もいらっしゃいますので、十分に確認して準備を進めてください。私立小学校は4月~10月、国立小学校は8月~11月に開催されることが多いです。複数校参加する場合は、早めにスケジュールを立てましょう。少しでも気になる小学校の説明会には極力参加できるよう、日程調整をしましょう。

参加するメリットは?

お子さんに受験させたいと思っている小学校があっても、実は、周りからの評判やホームページなどの情報から漠然とイメージを膨らませているだけ、ということはありませんか?受験説明会に参加すれば、学校側の説明を聞いたり、質問したり、校内の見学をすることで、自分の目で見て、耳で聞いて、雰囲気を肌で感じることができます。その小学校の良さや疑問点も見えてくるはずです。また、説明会に参加することで、他の学校と比較しやすいことも大きなメリットとなります。パンフレットも配布されるので、家に帰ってからもゆっくりと検討することが可能です。子どもの小学校生活のイメージを具体化させていきましょう。

先ほど、塾に通う必要性があることも、とお伝えしましたが、「予算が足りない…」「家で一緒にコミュニケーションを取りながら勉強させてあげたい」という保護者の皆さん、多くいらっしゃいます。当ブログでは、学校別の小学校受験問題集を取り扱っています。じっくり対策したい方、短期集中で対策したい方、どちらにも対応しており、志望校に特化した受験勉強をお子さんと一緒に行えますので、ぜひご活用ください。

参加前に確認したい4つのポイント

ランドセルを背負うこども2人

「小学校の受験説明会参加必須、スケジュールを確認し、予約もしました!」という皆さん、大事なのはここからです!服装、持ち物、子どもを連れていくのか…など、クリアしなければならない注意点がたくさんあります。実際に小学校の受験説明会に参加した保護者の方々からお問合せにて教えて頂いた、参加前に確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。

服装

説明会で合否が決まるわけではありませんが、やはり第一印象は大事です。お母さんは、落ち着きのある上品なコーディネートを心がけましょう。清楚な濃紺の、いわゆる「お受験スーツ」を選ぶ方が一番多いようですが、パンツスーツ、ワンピースの方もいます。説明会では、先生はお子さんと親御さんを見ていることが多いです。メイクや髪型も清潔感を心掛けましょう。ご夫婦で出席される場合は、お二人のバランスも大切です。

お受験小学校の校風や雰囲気に合わせるのは基本ルールです。子どもも一緒に行く場合は、親だけでなく子どもも上品な服装を心がけましょう。何も他の家族より優れていなければいけないわけではありませんので、ご心配なく。男の子は白のシャツにジャケット、濃紺の半ズボン、女の子はブラウスにジャケットやワンピースなど、清潔感ある服装を選びましょう。

持ち物

当日の持ち物は、学校から指定されているものは忘れないようにしましょう。そのほか、指定されていなくてもスリッパは持参する方が多いようです。また、外靴を入れる靴袋も忘れないように。せっかく説明会に参加すれば、メモしなければならないことがたくさんあるので、筆記用具も必須です。

バッグは、スーツに合う、黒や紺色の「お受験バッグ」を提げ、さらに、サブバッグを持っておけば良かったというお声を頂いています。書類をたくさん受け取る場合もあるので、A4サイズの書類が入るトート型のバッグなどが良いでしょう。

そのほか、クーラー対策にカーディガンやひざ掛けを持っていくとよいかもしれません。特に冬など寒い時期は、コートを折り畳んでバッグに入れることができれば動きやすくなります。また、水筒、雨の日は傘と傘入れ、裁縫道具や予備のストッキングなどもあると便利です。子ども連れの場合、音の出ない遊び道具を持っていったというご家族もいらっしゃいました。

誰と参加するか

小学校の受験説明会にお子さんを連れて行ってもいいのか、迷う保護者の方、意外と多くいらっしゃいます。難関校や伝統校の中には、「説明会への子ども同伴はお断り」と明記している小学校もありますが、子どもを同伴してもOKとしている小学校もあります。お子さんを連れていくメリットとしては、実際に学校を見せてあげることでモチベーションアップに繋がることがあります。一方、リスクもあります。お子さんが「帰りたい」とぐずりだしたり、目に余るような態度をとることもないとは言えません。学校側では参加者の名前を把握していることが多いので、チェックされてしまう心配があります。

受験説明会以外に、体験授業や授業見学、校舎内見学などのイベントが開催される場合は、そちらにお子さんを連れていくことをおススメします。その時は、小学校できちんとご挨拶ができるように、普段から親御さんが挨拶する姿を見せ、お子さんにも習慣づけるようにしておきましょう。

夫婦での参加が必要かどうかは小学校によりますが、お父さんも参加できるなら、これからのお受験を親子全員で乗り切っていこうという気持ちを固める機会になるので、ぜひご検討ください。

入学希望の子どもとのコミュニケーション

どの小学校で子どもを学ばせたいか、お母さんやお父さんは、いろいろな思いがあることでしょう。大学までエスカレーター式になっている小学校がいいとか、礼儀正しい校風の小学校だったり、のびのびとした校風の小学校がいいとか…。ただ、小学校で学ぶのはお子さんです。子どもに合った小学校に入学できることがいちばん大事です。

お子さんが興味を示した小学校があれば、お子さんの希望も聞き、受験する小学校を決めたなら、たとえ不満点があっても愚痴を言わず、親子で楽しみながら受験を目指していける環境を作りましょう。

【小学校受験対策の詳細はこちら】

小学校受験の面接でよく聞かれる質問を紹介しています。当日の流れや準備する内容についても、この記事1つでポイントを押さえられます。

気になることはすぐ質問しよう

木製の机が並ぶ教室

説明会の最後には、ほとんどの小学校で質疑応答の時間が設けられています。「気になっていることを流してしまったがために、入学後に慌ててしまった」というケースもありますので、気になっていることはしっかりと質問することが大事です。質問にきちんと答えてくれたかどうかも、小学校選択の大きな判断材料となることでしょう。聞きたいことを忘れてしまわないように、質問したいことは事前にメモしておくことをおススメします。

実際に聞いた質問

質問タイムや個別相談会でどんな質問をすればいいのか、迷っている方もいることでしょう。実際に参加された保護者の方々がされた質問は次の通りです。

  • どんなタイプの児童が多いのか
  • いじめについて、学校として何か対策をとっているか
  • コロナ対策として、授業にどのような影響があるのか
  • 学習面で遅れた児童に対するフォローはあるか
  • 塾に通っている児童は多いのか
  • どういう子どもに入学してほしいと考えているか
  • 面接ではどのようなことを見ているか

ここで注意。パンフレットやホームページを見れば分かることを質問したり、他の小学校の例を引き合いに出すことはNGです。志望する小学校への関心があまりないのではと受け取られてしまいかねません。せっかく直接質問できるチャンスですので、パンフレットやホームページにはあらかじめ目を通しておき、学校内部の人にしか答えられない質問をしましょう。

面接対策

小学校受験において、面接は何のために行われるか、ご存じですか?そのお子さんが学校に合っているか、ほかの児童と協調できるかなどを見極めるためです。学校によって、教育理念や環境が大きく異なるので、そのお子さんの性格や行動、ご家庭の教育方針に合った小学校を選んでいくことが大事だということになります。その小学校が、そのお子さんにとって生き生きとできる環境であるかどうかを、親御さんはしっかりと見極めたいものです。

お受験対策として面接練習をすることも必要ではありますが、面接対策は、一朝一夕にできるものではありません。普段から、きちんと挨拶をしたり、しっかりと受け答えができるような工夫をし、親子でいろいろな会話をしておくことが何より大切です。

百聞は一見に如かず、志望校は必ずチェックしよう

いかがでしたか?志望校の受験説明会について、さっそくチェックしましょう。受験説明会に参加して、直接話を聞いたり、自分の目で見て確かめることで、志望校が絞れてくることでしょう。受験説明会を有意義なものにして、お子さんにとって一番いい小学校に合格できる一歩となりますように、応援しています。