小学校受験の日程を調査!受験対策はいつから始める?

小学校受験対策はお早めに 周りと差がつく4つの理由

小学校受験の日程や受験準備をスタートする時期についてお悩みの方も多いでしょう。受験対策は、少しでも早く始めるほうが余裕をもって準備を進めていけます。しかし幼い我が子が受験者であることから、もう少し成長するまで待ちたいと思う方も多いはずです。

今回は小学校受験の対策を始める時期、早めの時期に始める3つの理由、考査の内容や入試の日程をご紹介します。

小学校受験対策はいつからすべき?

木造のはてな

小学校受験の対策はいつから始めるべきか…子どもの成長を見守りながら、幼い我が子にとっての対策準備は年長になってからでも良いのではないかとお悩みのご家庭も多いでしょう。

受験校や家庭ごとに最適なスタート時期が異なるのは大前提ですが、遅くとも「年中さん」の秋までには始めるのがおすすめです。もし小学校受験を思いついた時点で「年少さん」以上であれば、受験の準備を始めるちょうど良いタイミングともいえます。

小学校受験では受験する本人が幼児であることから、いつまでも幼く見えてしまいベストタイミングを待っていると見逃してしまうかもしれません。実際に小学校受験の準備を始めたことで、我が子がぐんと成長する可能性が大きいのです。

幼児はさまざまな情報を吸収する力が高く成長が早いことから、準備のスタート時期をあえて遅くしようと考えないほうが良いでしょう。志望校によっては、入念な準備が必要な場合があるからです。

受験準備を始めるちょうど良いタイミングとは?

次のような兆候が子どもに見られた時は、受験準備のスタートにちょうど良いタイミングかもしれません。

  • おもちゃや本に集中できるようになってきた
  • 学ぶ意欲がみえたとき

学ぶ意欲とは、自ら勉強したいといい出したり、問題を出してあげると得意げに答えようとしたりしたときのことです。

毎日ある程度同じような時間帯に、親子一緒に何かに取り組めるようになった場合は、機が熟してきたといえるかもしれません。

小学校受験の日程は10月から11月にかけてがほとんどなので、「年中さん」の秋までに準備を始めると小学校受験まで1年間あることになります。次に、なぜ1年以上もかけて準備をする必要があるのか、その3つの理由を見ていきましょう。

小学校受験対策を早めの時期に始める4つの理由

学校で使用する文房具セット

小学校受験の対策を幼い子どもと時間をかけて準備する理由は、次の4つです。

  • 学力以外もチェックされる
  • 家族の気持ちがひとつになるまで時間がかかる
  • ゆとりをもって対策することが伸び代につながる
  • 早く対策し始めると早く志望校をしぼれる

ここでは、それぞれの理由について見ていきましょう。

学力以外もチェックされる

小学校受験の特徴は、中学受験や高校受験のようにペーパーテストや面接だけではない点です。詳しくは後述しますが、頭・心・身体のバランスや家庭力が重視されており、日常生活に関係することや親子面接などが含まれます。

ペーパーテストでは「ものの数を正確に数える」「お話の記憶」など普段の生活であまり経験しない問題が出るため、対応できるように小学校受験対策で練習する必要があるのです。手先の巧緻性(こうちせい)や基本運動スキルなど、ある程度のレベルを要求される考査もあることから、スキルを身につけるために一定の練習量や定着期間が必要となります。

小学校受験ならではの試験問題にじっくり慣れ親しむためには、それなりの時間が必要になるといえるでしょう。

家族の気持ちがひとつになるまで時間がかかる

小学校受験を乗り切るためには、父親と母親の協力関係が重要となります。子どもが勉強の楽しさを知り受験準備を続けていくためには、両親から応援される必要があるからです。

小学校受験に対する考え方の違いなどを話し合っているうちに、徐々に家族としての絆が深まります。両親と子どもの関係も同じように小学校受験の準備を通じて強化されますが、家族の気持ちがひとつになるまでには、それなりに時間がかかるといえるでしょう。

家庭内で培われたそれぞれの役割や関係性が、入試当日に「家庭力」として評価されることになるわけです。

ゆとりをもって対策することが伸び代につながる

小学校受験はゴールではなく、スタートです。我が子の学校生活がそこから始まるわけですから、受験によって持てる力をすべて使い果たすのではなく、余力をもって受験を迎えるべきでしょう。

小学校受験の準備期間にしっかり対策できれば、小学校に入学した時点でゆとりを感じながら学校生活をスタートできます。小学校受験への準備期間が少なくても1年間あれば、詰め込み的な受験対策を避けられるはずです。

受験専門サクセスでは、「マイペース派」と「短期集中派」という2種類の教材をご用意しています。マイペース派は2歳から年長児が対象としており、ゆとりをもって対策したい方におすすめです。

早く対策し始めると早く志望校をしぼれる

志望校が多いとそれだけ対策範囲が広くなり、準備の負担が増えます。早い時期から小学校受験の準備を始めるとじっくり情報収集できることから、志望校を早い段階でしぼれるでしょう。

志望校を特に決めずに漫然と小学校受験の勉強を続けていると、学習する量ばかりが増えてしまいます。志望校をしぼったほうが、対策範囲をしぼれるので効率的です。

受験専門サクセスでは、過去の出題問題を徹底分析したうえで過去類似問題を収録した問題集を志望校別にご用意しています。あれもこれも学習する手間が省けるので、対策の負担を軽減させたい方は、ぜひお役立てください。

小学校受験の考査は大きく5つの要素に分かれる

机の上に置かれたハサミやクレパス

小学校受験の考査は、受験者の学力・知力だけでなく家庭力も含めたトータルで見られています。考査の内容は、主に次の5つです。

  • ペーパー試験
  • 行動観察
  • 絵画・制作・巧緻性(こうちせい)
  • 運動
  • 面接

行動観察や運動を通して、気持ちの良い会話ができるか、友だちとの関係性はどうか、ルールを守れるかなどの社会性がチェックされます。さらに絵画や制作を通して、指示の理解力、発想力・思考力や手先の巧緻性などがチェックされるのです。

考査の内容から、じっくり入試に向けて子どもと両親が一丸となって準備する大切さがお分かりいただけるのではないでしょうか。

受験専門サクセスでは、志望校別にペーパー試験対策が可能です。以下の分野について同梱のDVDで学習のポイントや勉強方法が学べます。

  • ことば・知識教養
  • 認識力・記憶力
  • 図形模写・図形把握
  • かず・順列

入試予想問題が収録された入試直前問題集も、志望校別にご用意しております。志望校によって出題傾向がはっきりしていることから、パターンを把握すれば有効な対策を打てるようになるというわけです。どの程度の準備が必要になりそうか、ご両親の目線で一度チェックされてはいかがでしょう。

小学校受験の面接に関しては、当ブログの「小学校受験の面接を解説!どんな質問がある?両親の用意は?」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。

小学校受験のスケジュール

時計とカレンダー

ここでは、小学校受験にまつわるスケジュールや日程について見ていきましょう。

小学校受験に向けた学校見学会のスケジュール

受験が行われる小学校では、新入生の受け入れが落ち着いた5月頃から年中・年少児対象のオープンスクールや学校見学会が実施されます。

学校公開の方法は、授業参観形式や運動会・音楽会・作品展などの学校行事に合わせるケースなどさまざまです。学校ごとに年間を通じてさまざまな体験スケジュールが組まれているので、志望校のHPなどで情報収集を欠かさないようにしましょう。

小学校受験では、入学願書のほか、面接資料・調査表・アンケートなどに「志望理由」を記入するよう求められます。内容の薄い志望理由を作成することのないよう実際に志望校を訪れて、その学校の様子を感じることが大切です。

また最終的に志望校を絞り込む際にも、学校説明会で得た感覚は非常に役立ちます。学校見学会はもちろん、少しでもその学校の情報を得るためにすべての資料に目を通し、あらゆる参加の機会を活かすようにしましょう。

国立小学校受験の日程

小学校受験の日程は地域性があり、首都圏より関西のほうが全体的に遅めのスケジュールです。首都圏の多くの小学校の願書配布時期は9〜10月、考査は11月に実施されます。一方、関西では年明けの1月に考査を実施する学校もあるため、志望校ごとに日程のチェックを行いましょう。

国立小学校では、希望者数が多いと抽選が行われることがあります。最終的に合格が発表される時期は、関東では11月上旬〜12月上旬、関西では1月のケースが多くなっています。

私立小学校受験の日程

私立小学校では、学校数が非常に多いこともあって日程にばらつきがあり、早ければ8月から面接を実施するケースもあります。地域ごとの私立小学校の考査時期の傾向は、次のとおりです。

  • 首都圏:10月
  • 東京都:11月上旬
  • 関西:8月

私立小学校の受験の特徴は、欠員補充のための2次募集・3次募集が実施される点です。そのため、私立小学校受験を経て国立小学校受験に挑戦し、結果次第では私立小学校の2次募集に出願するケースもあります。

小学校の受験の試験内容に関しては、当ブログの「小学校の受験ではどんな問題が出る?試験内容を解説!」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。

志望校の出題傾向を把握し受験対策をしよう

小学校受験の対策において、問題集選びは重要です。幼い子どもが自主的に勉強するのは難しいため、まずは受験専門の出版社が監修した、実績のある問題集を用意しましょう。

受験専門の出版社であれば、過去問など小学校受験の情報を綿密に調査したうえで、しっかり対策ができるような問題集が見つかるはずです。詰め込みではなく、子どもが達成感を得られるように、少しずつ対策を進めていきましょう。

受験専門サクセスでは、長年の実績に裏付けされた志望校別に対策できる問題集をご用意しております。効率よく学習を進めたい方は志望校を早めにしぼり、弊社の教材をぜひお役立てください。