短大受験に取り組んでいる皆さん、オープンキャンパスにはもう参加しましたか?「どの短大も似たようなものじゃない?」そう判断するのはまだ早いです。オープンキャンパスは、学校が受験生に向けてキャンパスを開放し、説明会や見学会を開催する企画で、実際に、雰囲気を肌で感じることができる絶好のチャンスなのです。
でも、実際に参加する時、準備をしないでなんとなく臨むと「楽しかったな…」で終わってしまいます。せっかくの貴重な時間を使って参加するのに、それではもったいないです。
今回は、オープンキャンパスに参加するにあたっての注意点、見るべきポイントについて具体的に見ていきます。
オープンキャンパスは魅力がいっぱい
憧れの短大のキャンパスに行ってみることができるなんて、想像しただけでワクワクしてきますね。最近では多くの短大が、さまざまな工夫を凝らしたオープンキャンパスを開催しています。在学生がガイド役となって学内の施設や設備を案内するキャンパスツアー、短大のカリキュラムや学科、就職状況などを説明する学校説明会、短大で実際に行われている授業を体験できる体験授業など、盛りだくさん。そんなオープンキャンパスの魅力をご紹介します。
学生と話ができる
パンフレットやインターネットからでも、ある程度その短大をイメージすることはできますが、オープンキャンパスでは、何といっても学生と直接話せることが最大の魅力です。個別相談会では、短大の勉強について、学生生活やサークル活動について、先輩たちにざっくばらんに質問してみましょう。短大生活をイメージすることができ、その短大の雰囲気が自分に合うかどうかを判断したり、志望校を検討する材料になります。
また、「来年、あのキャンパスに通うためにがんばろう!」と強い思いを持つことができれば、受験勉強のモチベーションアップにもつながるはずです。
最新の入試情報を入手できる
入試説明会では、入試問題の傾向と対策を解説してくれたり、短大案内、過去の入試問題集や願書などを無料配布したり、これからの受験勉強に役立つ最新情報を得ることができます。「時間を割いて足を運ぶだけのかいがあった」と思えるよう、しっかりオープンキャンパスを活用しましょう。
学生や職員が志望校の受験対策をアドバイスしてくれるなんてこともありますので、積極的に話を聞いてみましょう。
総合型選抜・学校推薦型選抜対策につながる!?
短大によっては、総合型選抜の出願条件にオープンキャンパス参加を義務付けている場合もあります。そうでなくても、オープンキャンパスへの参加が、面接対策に生かされることは大いにあります。総合型選抜や学校推薦型選抜の面接では、オープンキャンパスの感想を聞かれることが多くあります。オープンキャンパスで感じた短大の魅力や短大入学への自分の思いを、面接官に具体的に話すことで、この短大を志望する強い思いが伝わるでしょう。もちろん、志望理由書作成にも生かすことができます。
オープンキャンパス参加が合否を分けるということにはならなくても、合格につながる確率を上げるチャンスですので、積極的に参加しましょう。
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オープンキャンパスでチェックすべき3つのポイント
魅力がいっぱいつまったオープンキャンパスですが、せっかくオープンキャンパスに足を運ぶなら、「この短大のここがもっと知りたい」というポイントを自分なりに決めておき、複数校のオープンキャンパスを効率よく回りましょう。
皆さんにとって短大選びの大事なポイントはどんなことですか?人それぞれだと思いますが、ホームページやパンフレットには載っていない情報をゲットできるのがオープンキャンパスです。自分のチェックリストを作っておけば、当日自分が知りたいことを質問して確認して帰ることができます。
オープンキャンパスで見るポイントがしぼりきれない…という方は、受験専門サクセスがおすすめする次の3つのポイントを参考にしてください。
学内の雰囲気を感じ取ろう
当日は、短大のリアルな姿をみるチャンスです。短大の雰囲気や環境、設備、学生のカラーなど、この機会にしっかりと確認しておきましょう。学びたい学科がある短大を選ぶことはもちろん大切ですが、自分に合った短大、居心地良く感じる短大かどうかは重要です。雰囲気は、短大によって千差万別です。のびのびした雰囲気、優しい雰囲気、落ち着いた雰囲気など、オープンキャンパスで感じ取ってみましょう。キャンパスを歩いてみることで「ここに行きたい!」という気持ちが芽生えることも。
学内を見学したり、学生や先生、職員と話してみることで、「思い描いていたのとは違っていた」というミスマッチを避けることができたという受験生の声も多くいただきます。自分に合った短大に入学すれば、勉強も学生生活も充実させることができます。
授業を体験しよう
自分の学びたい学科があるのか、どんな資格が取れるのか、確認しましょう。学部・学科説明会では、先生が説明してくれることが多いので、具体的な話が聞けるでしょう。
短大の授業ってどんなものなのかが気になる人も多いのではないでしょうか。オープンキャンパスでは、実際の授業を短縮して受験生向けにアレンジした模擬授業が企画されているところが多いので、ぜひ体験してみましょう。短大では専門的な学問があり、ユニークな先生もいますので、この機会に短大の授業に触れてみましょう。
キャンパス以外も見ておこう
短大に入学すれば、キャンパスやその周辺は、数年間過ごす場所となります。楽しく生き生きと生活できる環境かどうかは確認しておきたいところですよね。学食や図書館、学生ラウンジなど、学生がよく集まる場所にも足を運んでみましょう。
寮生活や一人暮らしをする人は、寮や学生向けの賃貸住宅情報についても確認してみましょう。奨学金制度について相談できるコーナーもありますので確認できれば安心ですね。
短期大学受験において「試験まで時間が無い」「志望大学の傾向に合った対策をしたい」「塾に通わず自宅学習で合格を目指したい」というお客様のお声から、「志望校別・短大受験合格レベル問題集」が作られました。願書・面接対策のワークもオプションで付けられ、人物試験に自信がないと、8割のお客様がご活用くださっています。最頻出問題を押さえた問題集と音声解説のセットなど充実のコンテンツで93.5%のお客様から、満足のお声を頂いております。ぜひご活用ください。
参加前に注意することは?
すっかりオープンキャンパスに行く心の準備ができたのではないでしょうか。でも何か忘れていませんか?大事な時間を使って参加するオープンキャンパスを、より有意義にするためには、参加前にしっかり準備をしておくことが大切です。注意点を4つ見ていきましょう。
予約が必要?
少しでも興味がある短大のオープンキャンパスには、可能な限り参加してみましょう。学校やプログラムによっては、参加の事前予約が必要な場合もあります。せっかく足を運んだのに入れない、なんてことになっては受験生の貴重な1日を無駄にしてしまいます。気になる短大のオープンキャンパス情報は早めにチェックして、開催日時を確認するのはもちろん、予約が必要な場合は早めに予約しておきましょう。人気のあるプログラムはすぐに定員になってしまうこともあります。
服装・身だしなみ
「オープンキャンパスには何を着ていけばいいの?」と迷っている人もいるのではないでしょうか。結論としては、制服、私服どちらでもOKです。ただ、派手な服装は避けておく方が望ましいです。また、キャンパス内をたくさん歩くので、歩きやすい靴を履いていきましょう。髪も、前髪が目にかからないようにするなど、清潔感のある髪型を心掛けましょう。休日用のメイクはしないで、すっぴんで行くのが無難です。短大の先生や職員に身だしなみを見られているということを忘れないように。
持ち物
オープンキャンパスでは、パンフレットや資料を大量にもらうので、リュックで行く人もいます。A4サイズの書類が入る大き目のバッグだと安心です。
また、キャンパス見学で気づいたことをメモするために、メモ帳と筆記用具は必ず持っていきましょう。印象に残ったところは、スマホやデジカメで撮影しておくと良いでしょう。ただし、撮影許可が必要なところもあるので、短大のスタッフに確認してからにしましょう。
交通手段
短大への交通手段、所要時間などを確認しておきましょう。オープンキャンパスは、実際に自宅から短大まで通うシミュレーションができる機会でもあります。「通学に時間や費用がかかりすぎる」など懸念点があると、毎日の通学が苦痛になることにもなりかねません。当日は、時間に余裕をもって出かけましょう。
百聞は一見に如かず、志望短大は必ずチェックしよう
いかがでしたか。皆さんの将来を決める大事な短大選び。実際に足を運んで自分の目で見て感じて選びたいものです。
志望校が決まっている場合でも、なるべく複数の学校のオープンキャンパスに参加してみることをおススメします。教育内容や施設を比較できるのはもちろん、短大の雰囲気を体感できることで、本当に相性がよい志望校を選択できるはずです。「どうしてもその日はいけない…」という場合は、ウェブオープンキャンパスを開催している短大もあるので、確認しましょう。
有意義なオープンキャンパス体験をして、志望校の合格を手に入れられますように、応援しています。