初めてでも安心!入園説明会に参加する時の準備ポイントを徹底解説

「うっかり」を防ぐ!4つのポイントで入念な準備を

幼稚園は子どもが初めて通う教育の場。だからこそ、子どもに合った幼稚園を慎重に選んで入園させたいところですよね。幼稚園選びのキーになるのが、入園説明会です。この記事にたどり着いた皆さんは、そのことを重々ご存じと思います。幼稚園の特色や教育方針、雰囲気などを知ることができる機会なので、ぜひ参加したいところです。でも「入園説明会っていつあるの?」「子どもを連れて行ってもいいの?」と、初めてのことだと疑問だらけですよね。毎年入園説明会の時期になると、このようなお問い合わせ、多くいただきます。 そこで、今回は、入園説明会に参加するメリットや注意点などについて具体的に解説していきます。

入園説明会は参加必須?

幼稚園生と先生

有名私立・国立のような倍率の高い幼稚園では、入園説明会の参加が入園条件という場合も少なくありません。入園説明会は園長や理事長などの話を聞くことができて、入園に関して不安なことを相談することもできる貴重な機会です。幼稚園によってカラーはさまざまなので、入園説明会に参加して、納得して子どもの幼稚園を選びたいものです。入園説明会について、詳しく見ていきます。

入園説明会とは

幼稚園受験情報が満載 幼稚園の入園説明会では、各幼稚園が保護者に対して、園の特色や方針を紹介します。教育方針の説明は、園長から行われることが多く、幼稚園で何を大切にしているのか、どんな子どもを育てようとしているのかを知ることができますので、しっかり話を聞きましょう。子どもに合った幼稚園かどうか見極める判断材料になります。保育料や制服代、教材費といった、入園準備にかかわる費用についても説明があるのは心構えができてありがたいですよね。

また、入園手続きの案内も行われます。願書の提出日や面接日、入園金についても聞き逃さないように。幼稚園の入園金の目安は20~50万と園によって差が大きく、振り込みのタイミングも異なるので気を付けましょう。当日、園内見学の時間が設けられていることも多いです。自由に見て回れるところもあれば、先生の案内に従うところもあります。最後には質疑応答の時間が設けられるケースが多いです。

説明会の時期は?

幼稚園の入園説明会は、初夏(5~6月頃)と秋(9~10月頃)のどちらか、または両方に実施する場合が多いです。4月ごろから順次開催されている場合もありますので、早目に確認することをおススメします。

「入園説明会の参加予約をしそびれた!」

「人数制限があったなんて知らなかった!」

こちら、保護者の方が陥りやすいケースです。特に人気の高い幼稚園では、このようなことが起こりやすくなります。ホームページを確認したり電話で問い合わせたりして、スケジュールをしっかり立てておきましょう。保護者の方がみんな働いている場合、「どうしても参加が難しい…」ということも。ご安心ください。入園説明会に参加できない家庭のために、別日が設けられていることもあるようです。入園説明会の日程がどうしても合わず、参加できないという方は、幼稚園にあらかじめ連絡をして、対応を確認しましょう。

参加するメリットは?

入園説明会は、幼稚園に関する大事な情報をたくさん知ることができる、またとない機会です。先生の説明を聞いたり、疑問に思うことを質問したりして、幼稚園の雰囲気を体感することもできます。明るく楽しそうな雰囲気か、先生が優しそうか、子どもたちが生き生きしているか、教室や園庭が清潔か…など、幼稚園の中に入らないと体感できないことをチェックしておきましょう。

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参加前に4つのポイントをチェック!

青と白のスリッパ

さあ、入園説明会の日程を確認して予約も完了すれば、参加する日を待つのみ。ですが、その前にまだまだ気になることがありますね。服装、持ち物、夫婦で参加する方がいいの?…などなど。そんな皆さんのために、実際に入園説明会に参加した保護者の方々の体験談をもとに、参加する前にチェックすべき4つのポイントをまとめてみました。

服装

入園説明会の服装は、特に決まりはないところが多いですが、園によってはフォーマルな服装が求められることがあります。有名私立・国立幼稚園の場合、入園説明会で身だしなみをチェックされている場合があるので、あまり目立ちすぎないように、落ち着いた色のスーツやワンピース、セットアップなどで参加する方が多いようです。第一印象が大事なので、上品で清潔感のある印象を与える服装を選びましょう。アクセサリーも控える方が無難です。

パパの服装は、スーツが好まれます。落ち着いた色、清潔感のある服装を心がけましょう。有名私立・国立幼稚園の入園説明会で子連れ参加が可能な場合は、子どもの服装にも気を配りたいところです。幼稚園の雰囲気に合わせた服装が好ましいです。

持ち物

入園説明会には何を持っていけばいいのでしょうか。事前に持ち物の指示があれば、きちんと準備しておきましょう。指示がなくても、スリッパと筆記用具は持参する方が多いようです。また、子どもは転びやすいので上履きの方が良いとのお声も頂いています。外靴を入れる靴袋も用意しておけばバッチリです。その他、願書をもらう場合があるので、A4サイズの書類が入る大きめのバッグがあると安心です。幼稚園の様子を記録するためにデジカメやスマホもあるといいでしょう。ただし、園内を撮影する場合は、撮影許可をもらってからにしましょう。

お子さんと一緒に参加された方は、お子さんが飽きないようにお気に入りのおもちゃや絵本などを持っていったようです。のどが渇いたときのために、水やお茶など飲み物も用意しておくにこしたことはありません。

誰と参加するか

「夫婦一緒がいい?」「子どもも連れていっていいのでしょうか?」

有名私立・国立幼稚園は、夫婦での参加が必須の場合があります。幼稚園によっては入園説明会の最中に子どもを預かってくれるところもありますが、中には入園説明会に子どもを連れて参加することができない幼稚園もあります。事前に調べておきましょう。ここで注意、子どもの面倒を見ながら入園説明会に参加していると、子どもに気を取られて、大事な話を聞き逃してしまったという保護者の方のお声がありました。集中して話を聞くためにも、子どもはなるべく預けてから参加するといいでしょう。

入園希望の子どもとのコミュニケーション

どんな幼稚園に子どもを入れたいか、ママやパパの思いは色々あることでしょう。ですが、幼稚園に入園するのは子どもです。子どもに合う幼稚園に入園できることが一番大事だということを忘れてはいけません。この幼稚園!と決めたなら、不満点があっても子どもには絶対に言わないことが大事です。お子さんと「もうすぐ幼稚園だね。楽しみだね~♪」と笑顔で会話をして、お子さんが幼稚園へ通うのを心待ちにするようになってもらいましょう。

気になることは漏らさず質問しよう

カラフルな幼稚園

入園説明会では、先生に質問する時間が設けられています。また、幼稚園側から質問がされることもあります。質疑応答をできる機会はほとんどありません。このチャンスを最大限に活かし、不安なことや疑問に思っていることを解消しておきましょう。聞き忘れてしまわないように、質問したいことは事前にメモしておきましょう。

また、幼稚園側からどのような質問がされるのか、皆さん気になるところですよね。体験した保護者の方々から情報を集めましたので、ぜひ参考にしてください。

実際に聞いた質問

「何を質問したらいいの?」「逆に、こんな質問はしてはいけない…ってこともあるのでは?」と迷っている方もいることでしょう。まず、幼稚園選びの判断材料にするために、これだけは絶対に聞いておきたいということを、まとめておくことをおススメします。

幼稚園の入園説明会で実際によく質問されている内容は、次の通りです。

  • 入園までにやっておくことは?
  • どこの小学校に行く子どもが多いか
  • お弁当と給食の割合は?
  • 役員の決め方や人数、保護者が関わる行事はどのくらいあるか
  • 預かり保育の利用状況はどのくらいか
  • 受験や面接ではどのようなことを聞かれるか

意外と知られていないのが、NGな質問の内容です。例えば、パンフレットやホームページを見れば分かること、他の幼稚園の例を引き合いに出すこと、などです。志望する幼稚園への関心が薄いと見られてしまいかねませんので、最低限の情報収集は行いましょう。

幼稚園側からの質問

幼稚園によっては、入園説明会と面談が同日に行われることもあります。その際、保護者には次のような質問をされることが多いようです。

  • 志望理由
  • 通園の方法
  • 子どもの長所と短所
  • 子どもの好きな食べ物/嫌いな食べ物/食物アレルギー
  • 子どものできること/できないこと(着替え、トイレなど)
  • 子どものおむつが外れているか
  • 家庭の教育方針

また、子どもに対して質問されることもあります。次のような質問がされることが多いようです。

  • 自分の名前/年齢
  • 好きな遊び
  • 好きな食べ物/嫌いな食べ物
  • 今日は誰と一緒に来たのか
  • 今日の朝食
  • 幼稚園の名前
  • 絵本を用いての質問(これは何?というような内容)

面接練習をすることも必要かもしれませんが、改まって練習するというより、普段から子どもと一緒に、いろいろな会話をしておくことが大事です。

百聞は一見に如かず、志望幼稚園は必ずチェックしよう

幼稚園の入園説明会について、よくある悩みを1つずつ解説していきました。服装や持ち物など、これから準備していきましょう。家から一番近い幼稚園に通わせるのがいいかなと思っていた方も多いかもしれません。近いことは確かにメリットですが、子どもに合わなかったと後悔してしまうことも多いようです。迷っているときには、距離に関係なく、入園説明会に参加して、直接自分の目で見て確かめることが大切です。お子さんが生き生きと過ごせる幼稚園を選ぶことができるといいですね。

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