偏差値の高い有名私立中学を受験するのにあたり、小学生の早いうちから対策を立てる方は少なくありません。しかし、中学受験を決めたものの「子どもが勉強に集中してくれない」「どんな勉強をさせれば良いのかわからない」など、さまざまな悩みも多いことでしょう。
実際に、中学受験の子どもを持つ親御さんが、受験対策のノウハウを求めてこのブログにたどり着くことも決してめずらしいことではありません。
中学受験では「有名な塾や高い実績をうたう塾へ通いさえすれば安心」ではありません。学校の偏差値や入試情報などの正確な情報を多く入手し、子どもに合った勉強法を選択してあげるなど、一番近くで見守っている親御さんのサポートが何よりも重要になります。
この記事では16年の実績を持つ豊富な受験ノウハウをもったプロが「女の子の学力の特徴と私立女子中学校を受験する際の有効な勉強方法」をお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
女の子の受験はコツコツ勉強が基本
最近はジェンダーフリーの風潮から、男女の差について語られることはあまりなくなりましたが、小学校のうちによくいわれるのが、「男子よりも女子のほうが、成長が早い」ということ。高学年あたりになると背が早く伸びてくるのは女子といわれたり、考え方なども早く大人びたりしてくるのは女子のほうといわれます。
そして、昔から勉強の分野でよくいわれるのは、「男子は国語が苦手な子どもが多く、女子は算数が苦手な子どもが多い」ということで、今もややその傾向があります。国語はふだんからコツコツ勉強しなければ実力がつかない教科ですので、女子はコツコツ勉強するタイプが多いのかもしれません。
女子中学を受験するということは、女子だけで受験を争うことになるため、女子ならではの傾向を押さえておく必要があります。つまり、算数が苦手な人が多い状況で受験するということは、算数が得意な場合はかなり有利に働くといえますし、算数で差がつかないなら、他の教科を努力しなければならないともいえます。
また出題側も、「算数が苦手な人が多いということは、難しい問題を出すと差がつきすぎてしまい、総合評価がしづらくなるので、あまり難しい問題は出さないでおこう」という意識が働く可能性があります。
もし、あなたのお子さまが「他の教科と比較して、算数が苦手」と感じている場合は、志望校の受験問題を確認してみましょう。思ったよりも意外と簡単かもしれません。とはいえ、有名な私立女子中学を受験するのであれば、通常の小学校レベルで苦手となると、かなり苦戦を強いられます。
【受験専門サクセス】
<中学受験 合格体験談>
群馬県 A・Mさん
1問5分の解法テクニックで8割得点。習い事と部活、両立して合格!
5~6年生ごろから習い事と部活でいそがしくなって、勉強に手がまわらなくなっていました。そんなときに出会い、要点解説講座の1問5分というのがとてもよくて、いつもMP3を持ち歩き合間に聞くようにしていたら、いつしか手放せないものになっていました。
国語と算数合わせて70くらいの解法を反復して聞いて、中学校別問題集も点数がのびて8割は取れるようになりました!実際の試験も、解法テクニックを使って解けた問題が多かったです。
無事合格でき、受験専門サクセスには本当に感謝です。両立をあきらめずに勉強してよかったです。
中学受験の勉強にはどんな方法がある?
有名な私立中学を受験するには、たとえ小学校の授業が優秀でも、それだけでは合格できません。中学受験対策として、特別な勉強をしなければならないためです。ここでは、いくつかの受験対策方法について説明します。
塾
中学受験で最も効果が高いのが、中学受験に対応した学習塾に通塾すること。中学受験の出題内容は小学校の学習範囲を超えているものが多く、それぞれの学校によっても出題傾向が異なります。そのため、それぞれの中学に対応したカリキュラムを組み、最新の情報を随時入手している学習塾に通うことが、合格への1番の近道です。
小学4年生に上がる直前から約3年かけて通うのが一般的で、平日や土日、夏休みや冬休みなどにきちんとカリキュラムが組まれているため、勉強する習慣が自然とつけられます。また、周りにいる同じ勉強をしている子どもを目の当たりにするため、「自分もがんばらなければ」と感じられることも大きなポイントです。
個別指導
学習塾は小学校と同様に、1人の教師がまとめて授業を行う集団指導が多いですが、個人に合った指導を受ける方が子どもに合っているという場合は、個別指導の塾や家庭教師をおすすめします。授業を聞くのが基本という受け身の授業形態よりも、常に学習レベルをはかりながらコミュニケーションを取って勉強していけるのがメリットです。
ただ、大手の学習塾と比べると、所持している情報量が少ないという可能性もありますし、また、中学受験に対応している塾かどうかも事前に調べておきましょう。
自宅学習
最後に紹介するのは、少数派ではありますが、通信教育や市販のテキストなどを使って自宅学習を行うこと。コストが抑えられることと、自分のペースで勉強ができることが大きなメリットです。
ただし、子どもの能力がかなり高く自発的に勉強するレアなケースは例外として、親も私立中学の受験経験があったり、子どもから質問された時に的確に答えられたりするなど、親に対して高いハードルが要求されます。親が主体的に受験勉強に関わらないと、なかなか自宅学習だけで受験を突破するのは難しいでしょう。
子どもに合った勉強法を選ぼう!
有名女子中学への受験では、女子に多く見られる学力の特徴や、さまざまな受験対策の方法について理解を深めておくことが必要です。
もし、どうしても成績が伸びない場合は、その対策が本人に合っていないのかもしれません。そんなときは他の勉強方法に切り替えることも検討してみましょう。少しでもお子さまの実力がアップし、希望する中学に入学できるよう有効な対策をとっていくことが大切です。
中学受験への対策方法は十人十色であり、「この方法を実践したから、誰でも必ず合格できる」といった方法はありません。普段から子どもの特性に理解を深めつつ、最適な勉強方法を見つけてあげることが大切です。
中学受験を目指すなら、失敗しやすい原因などを理解しておく必要があります。以下の記事では、中学受験に失敗する子供の特徴や原因について詳しく解説していますので、ぜひ参照してください。